「もう気にしない」ために。書籍『嫌われる勇気』は54歳の私に必要だった。

50代になって思うこと。それは「頑張ってきたけど、報われない瞬間もある」ということ。

特に、延長雇用で再び同じ職場に戻ってきた元上司の部下。
年齢だけ上で、中身は好き放題。立場は違えど、振り回される日々。
正直、参っていました。

そんなとき、ふと思い出したのがこの言葉。

「馬を水辺に連れて行くことはできても、水を飲ませることはできない」

これ、アドラー心理学の根本的な考え方なんです。
そう、自分が変えられるのは「自分の行動」と「自分の考え方」だけ。
他人は変えられない。変えようとするから苦しくなる。

『嫌われる勇気』は人生後半を軽くしてくれる本

この本を私は2回読みました。でも、なかなか消化できなかった。
アドラーの思想は一見シンプル。でも、実生活に落とし込むのは難しい。

そこで試してみたのが、**Audible(オーディブル)**版。
耳から入ってくると、不思議と心にストンと落ちるんです。
会話形式なのでまるで「哲学の先生と自分が対話している」ような感覚に。

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管理職ストレスに効く、元気が出るフレーズ3選(本書より)

①「すべての悩みは、対人関係の悩みである」

嫌なあの人。理不尽なあの言葉。
全部、自分と関わる他人が関係している。
でも逆に言えば、「自分の心の持ちようで変えられる」。

距離を取ってOK。それは逃げではなく“自衛”です。


②「課題の分離:それは誰の問題か?」

たとえば、若手が育たない。
でも、それは「あなたの課題」ですか?「本人の課題」では?

口出しをやめると、心が軽くなります。


③「承認欲求から自由になる」

評価されたい。認められたい。
でもその欲求が強すぎると、自分を失ってしまう。

「嫌われてもいい」と思えた瞬間に、自由になれる。


「自分を取り戻す読書」を、50代から始めよう。

会社ではまだ「上」かもしれない。
でも家庭では親の介護。子どもは独立していく。
そんな不安と責任が重なる年齢が、50代。

だからこそ、自分自身の「内側の軸」を育てる必要があると私は思います。

この本は、そのための“哲学のサプリメント”のようなもの。
読むたびに、少しずつ自分を取り戻せる感覚があります。


結論:他人は馬。自分の水は、自分で選んで飲む。

明日から、あの元上司だった部下も「馬」だと思うことにします。
水場には連れていってあげる。でも、飲むかどうかはその人の問題。
私は私の人生を生きるだけです。


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🔖この記事はこんな人にオススメ

  • 部下や上司との人間関係でストレスが多い人
  • 「このままでいいのか」と感じている50代
  • 何度も読んだけど、実は理解しきれていない本がある人
  • 電車通勤で、気軽に「聴く本」を探している人